「知多ペコロス」出荷始まる

 JAあいち知多特産のミニタマネギ「知多ペコロス」の出荷が5月1日、同JA西部総合営農センターで始まりました。出荷は原則週1回で8月上旬まで続きます。今年は15戸の農家が1ヘクタールで作付けし、4000ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込みます。4月から8月の期間に市場へ出回る国産ペコロスの8割以上を知多市のペコロスが占めます。
 出荷初日は日長ペコロス生産組合のメンバーのうち5人の農家が90ケースを持ち込み、品質確認後に2ケースずつ結束。8割を関東方面、2割を名古屋周辺に出荷しました。同組合の永井敏夫組合長は「そのままレンジで温めるなど、切らずに丸ごと食べてほしい」と話しました。
 組合では「知多ペコロス」の名称で商標登録を行い、料理法などを記したロゴ入りのリーフレットを出荷段ボールに同封するなど、ブランド力の向上を図っています。
 知多ペコロスは、直径3~4センチのかわいらしいタマネギ。苗を5センチほどの間隔で細かく植えたもので、播種から出荷まで手作業による一貫生産を守っています。そのまま煮込むなど丸ごと使用できるため、料理の見栄えにこだわる外食店などの業務用食材として人気が高いです。



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