カーネーション出荷最盛/母の日に彩り添える

 12日の「母の日」を前に、JAあいち知多ではカーネーションの出荷が最盛期を迎えています。常滑市にあるJAあいち知多の花き集出荷施設「アグリスフラワーポート」では、持ち込まれたカーネーションをアレンジフラワーや花束に仕上げる作業が進んでいます。白いカーネーションに染料液を吸わせて色とりどりに染め上げるブランドカーネーション「シュシュカーネ」も人気で、中でも鮮やかな虹色に染めたレインボーカーネーションは、贈り物用として販売店からの評価も高いです。「シュシュカーネ」は、母の日までに1万7千本を色付け加工し、順次出荷します。あいち知多の花き担当者は「シュシュとはフランス語でお気に入りという意味。お気に入りのカラーのカーネーションを贈って、母の日を彩ってもらいたい」と期待を込めています。
 あいち知多管内では10戸の農家が2.6ヘクタールでカーネーションを栽培。約30種類を組み合わせ、年間150万本~180万本を生産しています。昨年は4月に出荷量が減少しましたが、今年は出荷量の落ち込みもなく順調。母の日に向けて、各種合わせて30万本のカーネーションを北海道や関東、中京の市場へ出荷します。そのほかに市場外流通として、フラワーアレンジメント2900個、花束700個を制作するなど、販路を拡大することで農家所得の向上を図っています。



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