さわみっこ出荷スタート/甘酸っぱさとさやかな香りが特徴

 あいち知多かんきつ出荷組合は6月28日、JAあいち知多美浜みかん共選場でハウスみかん「さわみっこ」の出荷を始めました。9月中旬までに70トンの出荷を見込みます。
 「さわみっこ」は果実にやや青みを残し、糖度11度以上、酸度1%以下を基準とする酸味と甘みのバランスがよく、さわやかな香りが特徴のハウスみかん。JAあいち知多ハウスみかん部会が栽培する高糖度ハウスみかん「みはまっこ」の姉妹品で、品種も同じ「宮川早生」「興津早生」ですが、加温する時期や温度、水管理などが異なります。贈答用を中心とする「みはまっこ」よりも求めやすい価格で家庭用としても人気があり、県内の大手スーパーやJAあいち知多のグリーンセンターなどで販売しています。
 今年は同部会の部会員のうち7人が1.5ヘクタールでさわみっこを栽培し、出荷を予定しています。出荷初日のこの日は、1戸の農家が1トンを持ち込み、傷などを確認後、選果機を使って2Lから3Sまでサイズごとに6段階に仕分けし、5キロずつ段ボール箱に詰めました。
 かんきつ出荷組合の冨谷茂寿組合長は「しっかり水の管理ができていいものに仕上がっている。程よい甘さと酸味で夏にぴったりなので、ぜひご家庭で味わってほしい」と話しました。



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