トウガン目ぞろえ会

 JAあいち知多の西知多とうがん部会は6月28日、同JAの西部総合営農センターで目ぞろえ会を開きました。同JAでは数年前より、トウガンの作付け推進を実施しており、目ぞろえ会には部会員の他、他地域の生産者や市場関係者、JA担当者ら40人が集まり、形状や傷による等級の選別などの出荷規格を確認しました。
 同JAでは東海市と知多市を中心に琉球トウガンを栽培しており、現在32人の生産者が約2.8ヘクタールで栽培しています。6月下旬から9月上旬までに収穫し、貯蔵しながら12月ごろまでに19000ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込みます。
 目ぞろえ会では、部会員らが持ち寄ったトウガンをサンプルとし、着色や形状、傷などによる等級の選別基準を確認しました。
 市場関係者は販売情勢を報告し、「7月に入ると需要が伸びてくるが、給食需要もあるので、夏休み明けの9月以降も多く出荷してほしい」と要望しました。大村賢太郎部会長は「しっかり目をそろえて品質のいいものを出していきましょう」と呼びかけました。
 同部会では、部会員の約8割が「棚作りトウガン」の栽培に取り組んでいます。ブドウのように棚を作り、果実をつるした状態で栽培することで、収穫が容易なほか、果実全体に日光が当たるため色鮮やかに着色し、地面に当たらず傷もつきづらい。秀品率が高くなります。全面着色で、傷や日焼けが全くないものは特別規格として販売し、農家の所得向上を狙い、販売力強化を図っています。



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