昨年から出荷規格を変更/ケイトウ目ぞろえ会

 愛知県美浜町を中心にケイトウを栽培する知多南部ケイトウ研究会は7月11日、盆需要前にJAあいち知多南部総合営農センターでケイトウの目ぞろえ会を開き、生産者や関係者12人が出荷規格を確認しました。
 同研究会には8戸の農家が所属しており、150アールで赤色のケイトウを中心に栽培し、バラ受けによる共同選別を行っています。
 草丈が短い、花の形が優品に劣るなど規格外のものでも需要があることに着目し、昨年新たに良品規格を設定。出荷量、販売拡大に繋げました。施設栽培と露地栽培を組み合わせ、5月下旬から11月上旬まで出荷し、主な出荷先は中京、京浜、関西など。今後、8月初旬に出荷のピークを迎え、お盆までに約12万本を出荷する予定です。
 目ぞろえ会では、会員らがケイトウの花の形、大きさ、色や茎の曲がり具合に加え、箱詰めの仕方や花の組み方などを確認しました。同研究会の都筑伸一会長は「今年も生育は順調で良い花が多い印象。規格を全員で共有して、よい物を出荷していきましょう」と呼び掛けました。