JAあいち知多女性部常滑地域さわやか地区は食農出前講座の一環として、同地区の各小学校で5年生児童を対象とした稲刈り体験を行っています。地域の農業を知ってもらうとともに、田植えから稲刈りまでを体験し、一連の農作業を肌で感じながら米作りについて学んでもらう。
9月20日には、女性部員のほか、米農家の土居佐吉さんの指導で、常滑市立西浦北小学校の5年生23人が稲刈りを体験しました。この日刈り取ったのは同児童が6月に植えた「きぬむすめ」。
はじめに土居さんがコンバインについて説明し、コンバインを使った稲刈りを披露。児童たちは興味津々な様子で見学しました。続いて土居さんは、鎌を使った稲刈りを実演しながら説明しました。「昔は結ぶ紐がなくても雑草で稲を縛ったんだよ」と昔ながらの縛り方を披露しました。児童たちは女性部員の手を借りながら、一生懸命稲を刈り取りました。雑草を見つけ、昔ながらの方法で稲をまとめる児童もいました。
稲刈り後の質問タイムでは多くの児童が手を挙げ、「稲の根っこは何センチあるの」「今までで一番嬉しかったことは何」など活発な質問がでました。
稲刈りを終えた児童は「縛るのが難しかったけど楽しかった」「もっと刈りたかった」と笑顔で話しました。
収穫した米は今後、同小学校で女性部員と調理実習を行い、味わう予定です。
