ハウスナス共同選果始まる/出荷前に目ぞろえ会で規格を確認

 JAあいち知多東海茄子研究会は10月11日、ハウスナスの共同選果をスタートしました。出荷初日のこの日は6戸の生産農家が持ち込んだナス98ケース(1ケース5キロ)を担当者らが大きさや傷の有無などの基準により選別して名古屋へ出荷しました。7月上旬までに60000ケースの出荷を見込みます。
 同部会は東海市を中心にハウスナスを栽培する農家7人が所属。作付面積は約2ヘクタールで品種は「試交17-22」。「試交17-22」は愛知県農業総合試験場が育成した新品種。とげなし単為結果性で生産者の労働力軽減を目的に、令和元年作から同部会で試験栽培を行いました。従来の「千両」と同程度の収量、濃い紫色と高い秀品率が確認されたため、令和5年度産から本格的に導入しました。
 部会では選別基準の統一や農家労働力の栽培管理への集中を目的に、バラ受けによる共同選果を行っています。
 この日の出荷前には生産者や選果担当者ら30人が参加して目ぞろえ会を開いて出荷規格を確認。同研究会の佐野貴之会長は「この目ぞろえ会でしっかりと規格を確認し、良質の出荷を心掛けよう」とあいさつ。市場関係者は「知多のナスは市場からの評価も高い。一層の厳しい基準で選別し、高品質のものを出荷してもらいたい」と呼び掛けました。



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