豊穣祈り お田植祭/第132回愛知県農業祭献穀事業

 JAあいち知多は5月27日、第132回愛知県農業祭献穀事業の一環として常滑市内の斎田でお田植祭を開きました。献穀者の山本和孝組合長のほか、行政、JA関係者ら80人が参列しました。
 献穀事業は、地域内に「斎田」を決め、そこで収穫された米を皇居に献上することで五穀豊穣を祈り、自然の恵みと勤労に感謝を示す神事。毎年県内のJAが持ち回りで事業を執り行っています。同JAが担当するのは、2009年以来15年ぶり。
 「お田植の儀」では、献穀者の山本組合長が斎田を起こした後、山本組合長と同JA伊藤勝弥専務理事が苗を投げ入れました。神事終了後には、同JAの女性職員12人が早乙女を務め、鮮やかな衣装と花がさ姿でお田植を行いました。
 山本組合長は「受け継がれてきたこの伝統文化行事を絶やすことなく、皇居へ無事献納できるよう、精一杯努めていきたい」とあいさつしました。
 この日植えた苗は、10月に行われる「刈穂祭」で収穫され、選別後に皇居へ献納されます。



  • 前へ
  • 次へ