イチジク本格輸出開始

イチジク本格輸出開始
朝収穫し翌朝香港の店頭に


輸出専用の箱にイチジクを詰める山本委員長

 農業者の所得増大と農業生産の拡大の実現を目指すJAあいち知多は、今シーズンから露地イチジクの本格的な海外輸出をスタートしました。輸出初日の8月14日、早朝に収穫したイチジクはJAの営農センターで選別・箱詰めした後、中部国際空港へ搬入。夕方には香港に向けて飛びたちました。
 愛知県は全国一のイチジクの産地。JAあいち知多管内は西三河地区に次ぐ産地で、今年度81戸の農家が約24ヘクタールで栽培しています。品種は「サマーレッド」が8割を占めます。
 同JAでは2016年度から中部国際空港や航空会社から香港へのイチジク輸出の提案を受け、JAあいち経済や市場関係者と調整を進めてきました。昨年までの2年間、試験的な輸出を行い、特殊PETフィルムを使った輸出専用箱での果実の傷みや、現地で好まれるイチジクの熟し具合などを確認しました。
 今年度は9月末までの期間で週2回、1回あたり10または20ケース(1ケース2L9玉入り)で合計220ケースを輸出する予定です。
 輸出初日の14日は、早朝から常滑市内のほ場でイチジクを収穫。同JAの常滑南部営農センターに持ち込み、国内市場向けのものを選果するとともに、やや硬めでハト目が割れていないものを輸出用として選別。輸出専用箱に詰めた20ケースを中部国際空港へ送りました。空港では航空運送のための梱包や通関手続きを行った後、航空機に搭載し夕方香港に向けて出発。夜には到着し、翌朝現地の量販店の店頭に並ぶといいます。
 知多いちじく部会の山本勝委員長は「知多半島産が輸出されることで国内でのブランド力向上と、生産者の意欲向上につながれば」と輸出による効果に期待を寄せています。


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