「ちたポン」出荷始まる/2月上旬までに200トン出荷

 あいち知多かんきつ出荷組合は1月10日、さわやかな芳香が特徴の知多半島産太田ポンカン「ちたポン」の出荷を美浜町にあるJAあいち知多美浜みかん共選場で始めました。台風の被害が少なく天候が良かったことから品質は良好。135人が13ヘクタールで栽培し、2月上旬までに200トンの出荷を見込みます。
 ちたポンの収穫は12月中旬から12月下旬。半月から1カ月ほど各農家が貯蔵し、酸と糖のバランスがよく、味が安定したものを家庭選別して出荷します。
 ちたポンの愛称は、消費者に親しみを持ってもらうのと同時に、地域名を出して他産地と差別化し産地のイメージを高めるとして選ばれました。早生温州の出荷が終わった1月に出荷ができることや、市場での価格が安定していることなどのメリットがあります。
 出荷初日には10トンが共選場に持ち込まれ、担当者が形や傷をチェックしながら選果機を使って大きさによる階級に選別して出荷されました。
 同組合の久保和彦組合長は「ミカンとは違う食感やさわやかな香りを楽しんでほしい。順調においしく仕上がっているので多くの人に味わってもらいたい」と話しました。
 ちたポンは全国の市場へ出荷するとともに、JAあいち知多の各グリーンセンター、グリーンプラザで注文を受け付けるほか、美浜みかん共選場でも販売します。



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