「知多ペコロス」出荷スタート/8月までに4800ケース出荷

 JAあいち知多特産の小タマネギ「知多ペコロス」の出荷が4月18日、西部総合営農センターで始まりました。出荷は原則週1回で8月上旬まで続きます。今年は17戸の農家が1ヘクタールで作付し、4800ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込みます。4月から8月の期間に市場に出回る国産ペコロスの8割以上を知多市のペコロスが占めます。
 出荷初日は日長ペコロス生産組合のメンバーのうち5人の農家が136ケースを持ち込み、品質確認後に2ケースずつ結束。8割を関東方面、2割を名古屋周辺に出荷しました。同組合の永井敏夫組合長は「2月は雨が少なく生育が遅れていたが3月の温かさで出荷時期は平年並で、出荷量もほぼ前年並。甘みが非常に強く煮崩れしにくいのでぜひ味わってもらいたい」と話しました。
 組合では「知多ペコロス」の名称で商標登録を行い、料理法などを記したロゴ入りのパンフレットを出荷段ボールに同封するなど、ブランド力強化を図っています。
 知多ペコロスはタマネギを5センチほどの間隔で細かく植え、小さく育てたもので、直径3~4センチ。採種から出荷まで手作業による一貫生産を守っています。タマネギ特有の辛みが少なく甘味が強いのが特徴。丸のまま煮込むことができるため、飲食店などを対象にした業務用としての人気が高いです。



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