春フキ出荷規格を確認/春フキ目ぞろえ会

 JAあいち知多ふき部会は2月23日、春フキの目ぞろえ会を西部総合営農センターで開きました。本格的な出荷を前に、知多半島内のフキ生産者ら50人が参加して、選別基準や出荷規格を確認しました。
 冨田貴義部会長は「しっかりと規格を確認して、品質の良いものを安定して出荷していこう」とあいさつ。小野剛憲専任検査員は「調整にはよく切れる刃物を使い、切り口をきれいにすること。風乾を徹底し、汚れにも気を付けること」と呼び掛けました。
 同部会では2月7日から春フキの出荷が始まっており、2月上旬までに出荷される秋フキ、2月から5月までの春フキと合わせて1289トンの出荷を見込みます。同JA管内は全国一のフキ生産を誇り、市場に出回るフキの半数を占めると言われます。東海市、知多市、南知多町で40軒の農家がおよそ25ヘクタールで栽培します。
 本来春の野菜であるフキは、夏の間一定期間冷蔵した根株を植えることで、秋に芽を出して収穫することができます。植え付けや保温用のビニールを掛ける時期をずらして、2月上旬までの秋フキと2月以降の春フキを組み合わせて、長期間の収穫を可能にしています。



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