知多半島産イチジク香港へ

知多半島産イチジクを香港へ輸出

 JAあいち知多は露地イチジクの本格的な香港輸出を昨年からスタートしています。今年は8月19日に輸出初日を迎え、早朝に収穫したイチジクをJAの営農センターで選別・箱詰めした後、中部国際空港へ搬入。午後には香港に向けて飛び立ちました。空港まで車で15分ほどの距離という立地を生かし、朝収穫したイチジクが翌朝には香港のスーパーに並びます。
 同JAでは2016年度から中部国際空港や航空会社から香港へのイチジク輸出の提案を受け、JAあいち経済連や市場関係者と調整を進めてきました。2年間試験的な輸出を行い、昨年度から本格的に輸出を開始しました。香港での評判は上々で、今年度は昨年度より数量を増やし、9月末までの期間に週2回、1回あたり20ケースから32ケース(1ケース2Lサイズ9玉入り)を輸出する予定です。
 初日の19日は、早朝から常滑市内のほ場でイチジクを収穫。同JAの常滑南部営農センターに持ち込み、国内市場向けのものを選果するとともに、傷がなくハトメが割れていないものを輸出用として選別。輸出中の痛みを抑える専用箱に詰めた32ケースを中部国際空港へ送りました。空港では空港輸送のための梱包や通関手続きを行った後航空機に搭載し、午後に香港へ向けて出発。夜には到着し、翌朝には現地のスーパーに並びます。
 知多いちじく部会の山本勝部会長は「台風の影響も少し受けたが、今のところ生育は順調。香港では青いイチジクを乾燥させて食べていると聞くので、ぜひ知多半島のイチジクを生で食べてもらいたい」と話しました。



輸出用のイチジクを選別する農家


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