第1回知多牛 響 枝肉共進会

 JAあいち知多7月1日、名古屋市中央卸売市場南部市場で第1回知多牛 響 枝肉共進会を開きました。知多半島内の畜産農家が出品した知多牛31頭を審査し、最優秀賞には武豊町の㈱平和タケトヨ牧場の枝肉が選ばれました。JAあいち知多20周年を機に「知多牛」のブランド力強化と高品質化に向けた生産者の意欲喚起を目的に今回初めて名古屋市中央卸売市場南部市場で開催しました。
 知多牛「響」は黒毛和種の雄とホルスタインの雌を掛け合わせた交雑種(F1種)で、出荷月齢は22カ月以上。知多半島内で1年以上肥育されたブランド牛です。肥育農家約50軒、年間出荷頭数約6000頭は、交雑種としては全国有数の出荷規模を誇ります。
 共進会には去勢、雌合わせて31頭が出品され肉質を総合的に審査しました。
 JAあいち知多の前田隆組合長は「知多牛の認知とさらなるブランド浸透につながれば」と期待を込めます。
 日本食肉格付協会名古屋事業所の八木光広所長は「枝肉重やBMSは全国平均を上回っており良好。特に最優秀の枝肉については和牛に匹敵するほどサシや脂の質などバランスがすばらしい」と講評しました。
 この日は出品した枝肉の競りが行われ、農家らが見守る中、精肉業者らが次々と競り落としました。
 その他の入賞者は次の通りです。
 ▽優秀賞1席=㈲都築牧場(半田市)▽優秀賞2席=青木典久(半田市)


最優秀賞の平和タケトヨ牧場(左)

競り落とされる枝肉


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