特産の「洋ラン」身近に感じて

特産の「洋ラン」身近に感じて
~東海市でフラワーショウ開催~

 東海市内の花生産者で作る東海市花き園芸組合とJAあいち知多、東海市は1月25、26の両日、東海市民体育館で「東海フラワーショウ2014」を開きました。丹精して咲かせた洋ランなどを生産者自身がデザインして展示したほか、鉢花や切り花、球根なども販売され、大勢の来場者でにぎわいました。
 東海フラワーショウは洋ランの生産が盛んな東海市で、より多くの人に地元で生産される花の魅力を知ってもらおうと1993年に始まり、今年で22回目。生産者が中心となり開催するフラワーショウは全国でも珍しいといいます。
 会場では、一鉢の出来栄えを競うフラワーコンテストと、展示ブースの飾り付けを競うコンテストも行いました。
 フラワーショウ実行委員長を務める花き園芸組合の今頭克仁組合長は「来場者により身近に花を見て感じてもらいたい」と今回の展示の特徴を紹介。組合員が共同で飾り付けた会場中央のメインブースには、オンシジュームの鉢を逆さにつるした「花のトンネル」を設置したり、花と一緒に写真撮影ができるブースを設けるなど、より近くで鑑賞できる工夫をしたほか、展示ブースの審査に一般来場者100人も加わってもらうなど、親しみやすいイベントとなりました。
 一方、花がサルの顔のように見えるモンキーオーキッドや、黒い花を着けるランなど、中部地方では初めての公開となる珍しいランも展示して話題を集めました。
 コンテストの結果は次の通り(敬称略)。
◇フラワーコンテストの部▽最優秀賞=久野偉弘
◇ブース飾り付けの部▽最優秀賞=蟹江稔久



くさんのオンシジュームが飾り付けられた「花のトンネル」



最優秀賞に選ばれた久野さんのシンビジウム


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