1位品種に「BL-652」を選定/ブロッコリー優良品種審査会

 愛知県野菜種苗対策協議会は1月18日、南知多町で令和3年度野菜優良品種選定拠点調査ほ事業のブロッコリー(1月収穫)審査会を開きました。生産農家や種苗会社の担当者、JA関係者ら35人が参加して審査。参加者の投票で株式会社ブロリードの「BL-652」を1位に選びました。
 1月に収穫できる優良品種を選定することが目的で今回初めてブロッコリーの審査会を開きました。頁岩土壌に適し、在圃性に優れた品種が選定の条件になっています。供試栽培されたのは、ブロッコリーの標準品種「バンベル」(トヨタネ株式会社)のほか11品種。
 審査では各品種とも2区画から10株ずつ収穫し、形状を比べたほか、ほ場での生育状況、耐病性などを総合的に評価しました。
 1位の「BL-652」を供試した株式会社ブロリードの担当者は「花蕾形状はボリュームのあるドーム型で蕾粒が細かく締まりが良い。花蕾にアントシアンの発生も少ない」と特性を説明しました。知多農林水産事務所農業改良普及課の小出隆子主任は「この結果を次年度以降の作付けに生かしてほしい」と講評しました。
 1位以外の結果は次のとおり(同票で2位は二つ)。2位=「TS-B2170」(トヨタネ株式会社)、2位=「サミット」(株式会社ブロリード)



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