1位品種に「春系705」を選定 春キャベツ優良品種審査会

 愛知県野菜種苗対策協議会は1月25日、南知多町で令和3年度野菜優良品種選定拠点調査ほ事業の春系キャベツ(1~2月収穫)審査会を開きました。生産農家や種苗会社の担当者、JA関係者ら18人が参加して審査。参加者の投票で株式会社増田採種場の「春系705」を1位に選びました。
 1~2月に収穫できる優良品種を選定することが目的。頁岩土壌に適し、在圃性に優れた品種が選定の条件になっています。供試栽培されたのは、春系キャベツの標準品種「さちはる」(トヨタネ株式会社)のほか4品種。
 審査では各品種とも2区画から10株ずつ収穫し、形状を比べたほか、ほ場での生育状況、耐病性などを総合的に評価しました。
 1位の「春系705」はアントシアンの発生が少なく濃緑色で食味がいいのが特徴。知多農林水産事務所農業改良普及課の小出隆子主任は「品種の違いが明確に出た。この結果を次年度以降の作付けに生かしてほしい」と講評しました。
 1位以外の結果は次のとおり。2位=「まいぞめ」(株式会社トーホク)、3位=「TC6247」(株式会社渡辺採種場)



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