地域のリーダー育成/JAあいち知多女性大学開校

 JAあいち知多は7月4日、常滑市の同JA総合本部ビルで「女性大学」の開校式を開催し「とまとカレッジ」第10期生と「ぷちとまカレッジ」第8期生合わせて36人が入学しました。
 同大学ではJA女性組織や地域を担うリーダーの育成を目的とした「とまとカレッジ」と、子育て世代であるフレッシュミズ層の「ぷちとまカレッジ」を開校。「学びの場」「人づくりの場」として1年を通して様々なカリキュラムに取り組みます。
 同大学学長の山本和孝組合長は「それぞれの地域をけん引するリーダーとして、さらなるステップアップのため自分磨きをしてほしい」とあいさつ。入学生を代表してとまとカレッジ第10期生の森知子さんが「ここで学んだ多くのことを地域に持ちかえり、共有することで女性部の活動がさらに盛り上がるよう頑張りたい」と抱負を述べました。
 開校式の後に開催された第1回目の講義では地元で字てがみ教室を主宰する野口正義さんら2人を講師に招き、毛筆を使った字てがみ講座を開催。字てがみは文章の手紙とは異なり絵てがみのように大きな字と短い添え書きを入れて気持ちを伝えるもので、絵心がなくても気軽に挑戦できます。
 野口さんが「上手に書こうとせずに、思い思いに書きましょう」と呼び掛けると、参加者は「夏」「暑」「風」などの文字を選んで葉書いっぱいにのびのびと字を書き、講師が手作りしてきた参加者それぞれの落款を押して作品を完成させました。
 字てがみを完成させた後には、布用インクを使った手提げかばんへの文字入れも体験。参加者は世界でひとつのオリジナルかばん作りを楽しみ、「思い切り書くと味が出てそれらしくなるね」と話しました。
 今後、2月の卒業式までに年間5回の講義を行う予定です。



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