春フキ出荷始まる 目ぞろえ会で出荷規格を統一

 JAあいち知多特産の春フキの出荷が2月8日から始まりました。2月上旬までに出荷される秋フキ、2月から5月までの春フキと合わせて1446トンの出荷を見込みます。
 JAあいち知多管内は全国一のフキ生産を誇り、市場に出回るフキの半数を占めると言われています。東海市、知多市、南知多町で45軒の農家がおよそ28ヘクタールで栽培します。
 本来春の野菜であるフキは、夏の間一定期間冷蔵した根株を植えることで、秋に芽を出して収穫することができます。植え付けや保温用のビニールを掛ける時期をずらして、2月上旬までの秋フキと2月以降の春フキを組み合わせて、長期間の収穫を可能にしています。春フキは秋フキに比べて柔らかくて香りが強く、色鮮やかなのが特徴。
 8日の初出荷では管内2カ所の集出荷場へ6人の生産者が約1.5トンのフキを持ち込み、関東・中京・関西の市場へ送りました。
 本格的な出荷を前にした2月9日、JAあいち知多ふき部会は目ぞろえ会を知多営農センターで開き、選別基準や出荷規格を確認しました。生産者や市場関係者など50人が参加しました。
 同部会の小島勇部会長は、「しっかりと規格を確認して、品質の良いものを安定して出荷していこう」と話しました。小野剛憲専任検査員は「調整にはよく切れる刃物を使い切り口をきれいにすること。風乾を徹底し汚れにも気を付けること」と呼び掛けました。
 



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