本格出荷前に規格を確認/露地イチジク目ぞろえ会

 JAあいち知多いちじく部会は7月26日、露地イチジクの本格出荷を前に、西部総合営農センターで目ぞろえ会を開きました。部会役員ら24人が集まり、選別の基準を確認。有利販売に向けて意思統一を図りました。例年は統一目ぞろえ会としてJAあいち知多管内で露地イチジクを栽培する生産者が一堂に会して行うが、新型コロナウイルス感染対策として部会役員と検査員のみが参加しました。役員はそれぞれの地域において部会員へ出荷規格を説明します。
 同部会では61戸の農家が16ヘクタールでイチジクを栽培。品種は「サマーレッド」が6割で、「桝井ドーフィン」が4割。今年は8月中旬をピークに11月上旬までに66万パック(1パック350グラム)を京浜・中京の市場に出荷する予定。この地域ではビニールハウスを使った雨除け栽培や、果実に雨が当たらないようにする傘かけ栽培が普及しており、高品質で市場の評価も高いです。
 磯部俊治部会長は「この暑さで例年より生育は早い。今後、出荷が最盛期を迎えていくが、この目ぞろえ会でしっかり規格を確認してほしい」と話します。竹内雅彦専任検査長は「知多のイチジクの評価が市場で高まっているので、引き続き厳しい選別基準を徹底してほしい」と呼び掛けました。



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