ブランド化に向けて栽培技術学ぶ/「夕焼け姫」産地見学会

 愛知県「夕焼け姫」ブランド化チームは9月20日、夕焼け姫産地見学会をJAあいち知多管内の東海市立農業センターかんきつ(夕焼け姫)栽培試験ほ場で開きました。県内の東海市、田原市、刈谷市の生産者ら45人が集まり、夕焼け姫の魅力や栽培技術を学びました。
 品種特性や栽培技術について県農業総合試験場の市川啓主任研究員が、栽培試験ほ場での現地試験について県知多農林水産事務所農業改良普及課の岸拓実技師が、ブランド化に向けた取り組みについて県農業水産局農政部の佐藤弘子主任がそれぞれ説明しました。
 試験ほ場でこれまで栽培管理を行ってきた東海市果樹振興会マルチ栽培夕焼け姫部会の荒谷芳興部会長は「ほ場の状況に応じてマルチシートを使い分けることも必要」などとアドバイスしました。
 夕焼け姫は愛知県のオリジナル品種。果皮が鮮やかな赤橙色で、甘みが強く、ほどよい酸味の良食味が特徴。収穫期は「宮川早生」よりもやや早く、11月中旬から出荷が可能。愛知県内では令和5年度までに6317本が導入される予定。JAあいち知多管内ではその内、2888本を導入し県内では最大の導入数を誇ります。部会では令和6年に初出荷を迎える予定です。 



  • 前へ
  • 次へ