ブランドタマネギ「たま坊」出荷始まる／生育順調で品質良好
ＪＡあいち知多の早出しブランドタマネギ「たま坊」の出荷が１月５日に始まりました。初日は東海、知多の集荷場から１．５トンが出荷されました。
今年は東海市、知多市を中心に知多半島全域で１２０戸が３０ヘクタールで栽培。４月末までに１２００トンの出荷を見込みます。代表品種は「あいちの伝統野菜」にも登録されている「養父早生」や「愛知白早生」で、収穫時期に合わせ、その他の品種に変えながら出荷します。出荷初日から１月下旬までの一部は新鮮さと初物の高級感をアピールするため、緑色の葉を付けた状態で出荷します。ブランドＰＲのため、たま坊の名称やレシピなどが記載された専用袋での販売も行います。
「たま坊」は一般的な極早生タマネギよりさらに早く、１月から収穫できる超極早生タマネギで、ＪＡあいち知多では２００４年から「たま坊」の名前で統一し、ブランド化しています。水分が多くやわらかいのが特徴で、サラダなど生食に向いています。
出荷初日、同ＪＡの東海集荷センターには６人の生産者が２１３ケース（１ケース３キロ）を持ち込みました。ＪＡあいち知多タマネギ部会の深川勝部会長は「適度な雨と暖冬に恵まれて生育は順調で品質も良好。甘くてみずみずしいタマネギを多くの人に食べてもらいたい」と話しました。鈴木栄専任検査員らが大きさや段ボールへの詰め方などの出荷規格に沿っているかを確認した後、名古屋や東京の市場へ送りました。
