春フキ出荷始まる 

 JAあいち知多特産の春フキの出荷が2月7日から始まりました。2月上旬までに出荷される秋フキ、2月から5月までの春フキと合わせて1289トンの出荷を見込みます。
 同JA管内は全国一のフキ生産を誇り、市場に出回るフキの半数を占めると言われます。東海市、知多市、南知多町で40軒の農家がおよそ25ヘクタールで栽培します。
 本来春の野菜であるフキは、夏の間一定期間冷蔵した根株を植えることで、秋に芽を出して収穫することができます。植え付けや保温用のビニールを掛ける時期をずらして、2月上旬までの秋フキと2月以降の春フキを組み合わせて、長期間の収穫を可能にしています。
 7日の初出荷では東海集荷センターへ3人の生産者が約900キロの春フキを持ち込み、関東・中京・関西の市場へ送りました。
 同JAふき部会の木下知幸副部会長は、「春フキは秋フキに比べて柔らかくて香りが強く、色鮮やかなのが特徴。フキごはんや天ぷらで食べてもらえたら」と話しました。



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