露地ナス共同選果始まる/出荷前には目ぞろえ会で規格を確認

 JAあいち知多阿久比なす部会は7月1日、露地ナスの共同選果をスタートしました。出荷初日のこの日は8戸の生産農家が持ち込んだナス525キロを担当者らが大きさや曲り、傷の有無などの基準により選別して名古屋へ出荷しました。9月下旬までに40トンの出荷を見込みます。
 同部会は阿久比町を中心に、大府市、東浦町、常滑市、美浜町、南知多町などで露地ナスを栽培する農家17戸が所属。作付面積は170アールで品種は「筑陽」。
 部会では選別基準の統一や農家労働力の栽培管理への集中、端数など出荷ロスの解消を目的に、2012年からばら受けによる共同選果を導入。今年10年目を迎えました。
 出荷前の6月24日には目ぞろえ会を開き、出荷規格を確認。同部会の岩川剛史部会長は「病害虫などの被害もなく生育は例年より順調で品質は良い」と話します。市場関係者は「7月上旬で九州産の出荷が終わり、市場にはナスが不足するのでどんどん出荷してほしい」と呼び掛けました。
 同部会のナスは市場での評価の高く、今月18日には地元大手スーパーが県内の店舗で朝どりナスのキャンペーンとして、同部会のナスを販売する予定です。



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