農地を守り飼料を安定供給 内閣総理大臣賞 あぐりサービス

 農水省と日本農林漁業振興会による2021年度(第60回)農林水産祭の内閣総理大臣賞を愛知県東浦町の有限会社あぐりサービスが受賞しました。
 あぐりサービスは、地域の農地を守る飼料生産組織として、66haの借地で主に飼料作物を栽培・販売するとともに、県内稲WCS栽培面積の3割にあたる50haの収穫作業を広域に受託し、契約する耕種農家は400以上にのぼります。生産した飼料は牛、豚、鶏に幅広く利用され、糞尿は堆肥として農地に還元するなど、耕畜連携の要となっています。また、従業員6人のうち3人が女性で、うち2人は大型特殊免許を取得して男性従業員と同様の機械作業を担うなど、女性が働きやすい職場づくりを実践していることも評価されました。
 10月15日には、JAあいち知多の山本和孝組合長と大岩康彦営農・特販・生活担当常務が同社を訪問し、受賞を祝福しました。
 同社の小島誉久代表取締役は、「地域の畜産農家の皆さんとともに取り組んできたことが評価されたもので、皆さんに感謝したい。今回の受賞は会社にとっても大変輝かしいもの。引き続き地域の皆さんのお役に立てるよう頑張っていきたい」と抱負を述べました。
 JAあいち知多の山本和孝組合長は「地域に密着し長年貢献してきたことが大きな評価につながったことと思う。今後もさらに地域のけん引役を担っていただけることを期待したい」と受賞を祝福しました。



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