農業職業紹介事業順調/農家と働き手双方にメリット

 JAあいち知多が農家の人手不足を解消するために取り組んでいる「農業職業紹介事業」が順調です。これまでに延べ89件、今年度は12件(令和3年10月末時点)の農家と働き手のマッチングが成立しています。
 農業職業紹介事業では、同JA管内の5市5町にお住いの農家(求人者)、働き手(求職者)からの申し込みを職業紹介事業者のJAが受け付け、マッチング(雇用契約の成立)を行っています。JAあいち知多では、広報誌やホームページで働き手を募集することで、農家の募集の労力や広告費用の削減につなげています。過去に求人のあった品目は花や野菜、果樹、水稲、畜産など幅広く、女性や高齢者でも働きやすい仕事を見つけることができます。農業を熟知したJA職員が間に入り、農家と働き手双方の要望や不安の解消を図ることで、雇用契約に結び付けやすくなっています。
 職業紹介事業を利用した観葉植物農家の齋藤健治さんは「JA担当者が求職者との間に入ってくれる安心感がある」、露地野菜農家の近藤由隆さんは「JA担当者がこちらのニーズを分かってくれ、希望通りの人財を紹介してくれるので助かっている」と話します。契約した働き手は「学生の時から農業がやりたくて申し込んだ。色々な野菜の収穫を経験できて毎日楽しい。JA担当者が面接にも一緒についてきてくれて安心でした」と笑顔で話します。



  • 前へ
  • 次へ