「知多ペコロス」出荷スタート/8月までに5000ケース出荷

 JAあいち知多特産の小タマネギ「知多ペコロス」の出荷が4月20日、知多市にあるJAあいち知多岡田集出荷場で始まりました。出荷は原則週1回で8月上旬まで続きます。今年は17戸の農家が1ヘクタールで作付し、5000ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込みます。4月から8月の期間に市場に出回る国産ペコロスの8割以上を知多市のペコロスが占めます。
 出荷初日は日長ペコロス生産組合のメンバーのうち5人の農家が70ケースを持ち込み、品質確認後に2ケースずつ結束。主に関東方面に出荷しました。同組合の高見晋次組合長は「2月ごろの冷え込みで生育が例年より10日ほど遅れているが、寒さにより玉締まりが良く品質は良好」と話しました。
 組合では昨年から「知多ペコロス」の名称で商標登録を行い、料理法などを記したロゴ入りのパンフレットを出荷段ボールに同封するなど、一層のブランド力強化を図っています。
 知多ペコロスはタマネギを5センチほどの間隔で細かく植え、小さく育てたもので、直径3~4センチ。採種から製品化まで手作業による一貫生産を守っています。タマネギ特有の辛みが少なく甘味が強いのが特徴。丸のまま煮込むことができるため、外食店などを対象にした業務用としての人気が高いです。



  • 前へ
  • 次へ