「夕焼け姫」児童が摘果体験/来年の収穫楽しみに

 東海市果樹振興会マルチ栽培夕焼け姫部会は6月10日、東海市内の栽培試験ほ場で東海市立船島小学校の5年生児童60人にミカン「夕焼け姫」の摘果を指導しました。
 児童は摘果をすることで実に余計な養分を与えずに木が大きくなることなどを学び、部会員の指導を受けながら実を全摘果しました。多い子で1本の木から300個以上の実を摘果しました。
 この日摘果した夕焼け姫は、児童が部会員と一緒に2年前の3年生時に定植したもの。水やりや肥料などの栽培管理を児童と部会員がともに行い、来年の6年生時に収穫を迎える予定です。同部会の荒谷芳興部会長は「自ら植えた夕焼け姫に児童は愛着をもってくれているので、しっかり栽培管理を行い、来年、児童と一緒に味わいたい」と話しました。
 夕焼け姫は愛知県のオリジナル品種。果皮が鮮やかな赤橙色で、収穫期は「宮川早生」よりもやや早く、11月から出荷が可能。JAあいち知多と東海市では「夕焼け姫」のブランド化、産地化を目指して活動しています。令和5年に初出荷を迎える予定です。



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