「さわみっこ」初出荷/さわやかな香り特徴

 あいち知多かんきつ出荷組合は6月27日、美浜みかん共選場でハウスみかん「さわみっこ」の出荷を始めました。9月中旬までに120トンの出荷を見込んでいます。
 「さわみっこ」はJAあいち知多のハウスみかん部会が栽培する高糖度ハウスミカン「みはまっこ」の姉妹品で、果実にやや青みを残し、酸味と甘みのバランスがよく、さわやかな香りが特徴。品種は「みはまっこ」と同じ「宮川早生」や「興津早生」だが、加温する時期や温度、水管理を調整することで酸味と糖度のバランスを良く育てています。糖度10.5度以上、酸味1%以下を基準としています。贈答用を中心とする「みはまっこ」よりも求めやすい価格で、家庭用としても人気があります。県内の大手スーパーやJAあいち知多のグリーンセンター、グリーンプラザなどで販売しています。
 今年はハウスみかん部会の部会員17人のうち9人が出荷を予定しており、2ヘクタールで栽培しています。
 出荷初日のこの日は、2戸の農家が2トンを持ち込み、傷などを確認後、選果機を使って2Lから3Sまでサイズごとに6段階に仕分けて5キロずつ段ボール箱に詰めました。
 出荷組合の久保和彦組合長は「さわやかでフレッシュな味わいと香りが特徴。例年どおり生育は順調なので多くの人に味わってもらいたい」と話しました。



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