「夕焼け姫」児童が肥料学ぶ/今年の初収穫に向けて

 東海市果樹振興会マルチ栽培夕焼け姫部会は7月18日、東海市立船島小学校の6年生児童64人にミカン「夕焼け姫」を栽培する上で、肥料について授業で説明しました。
 児童は部会員と一緒に3年前の3年生時に夕焼け姫を東海市内の栽培試験ほ場で定植。水やりや肥料などの栽培管理を児童と部会員がともに行い、今年の12月に初収穫を迎える予定。同部会の荒谷芳興部会長は「肥料についても詳しくなってもらい、肥料によってどのような効果が出るのか、どうしたらおいしいミカンになるのかを学んでほしい」と話しました。
 授業では、JAあいち知多西部総合営農センターの小林祐斗営農アドバイザーが肥料の散布時期や、牛ふん堆肥や魚粕粉末など6種類の肥料の効果の違いなどを分かりやすく説明しました。児童は6種類の肥料の中から3つを選び、ほ場に移動して散布しました。
 夕焼け姫は愛知県のオリジナル品種。果皮が鮮やかな赤橙色で、収穫期は「宮川早生」よりもやや早く、11月から出荷が可能。JAあいち知多と東海市では「夕焼け姫」のブランド化、産地化を目指して活動しています。



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