鈴木忍さん(半田市)が最優秀/第9回知多牛枝肉共進会

 JAあいち知多は7月18日、名古屋市中央卸売市場南部市場で第9回知多牛枝肉共進会を開きました。知多半島内の畜産農家が出品した知多牛27頭を審査し、最優秀賞には半田市の鈴木忍さんが輝きました。
 知多牛「響」は黒毛和種の雄とホルスタインの雌を掛け合わせた交雑種(F1種)で、出荷月齢は22カ月以上。知多半島内で1年以上肥育されたブランド牛です。肥育農家約50軒、年間出荷頭数約5500頭は、交雑種としては全国有数の出荷規模を誇ります。
 同JAの山本和孝組合長は「知多牛の認知度向上とさらなるブランド浸透につながれば」と期待を込めました。
 審査をした日本食肉格付協会東海・北陸支所名古屋営業所の和仁達朗所長は「枝肉重量も全国平均を上回るしっかりとした枝肉が多かった。肉質等級や脂肪交雑、肉の色沢についても全体にレベルが高く生産者の肥育技術が高いことが実証された」と講評しました。
 この日は出品した枝肉の競りが行われ、農家らが見守る中、精肉業者らが次々と競り落としました。
 その他入賞者は次の通り。
 ▽優秀賞1席=㈲都築牧場(半田市)▽優秀賞2席=㈲エル・ファーム・サカキバラ(半田市)



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