「夕焼け姫」定植に向けて準備/東海市果樹振興会マルチ栽培夕焼け姫部会

 東海市果樹振興会マルチ栽培夕焼け姫部会は2月17日、東海市内の栽培試験ほ場で「夕焼け姫」の植え付け準備講習会を開きました。3月中旬に苗木を配布することから、事前に定植方法やその後の管理について部会員ら30人がポイントを学びました。
 「夕焼け姫」は愛知県のオリジナル品種。果皮が鮮やかな赤橙色で、収穫期は「宮川早生」よりもやや早く、11月から出荷が可能です。
 同部会は、令和2年8月に設立総会が開催され発足。JAあいち知多と東海市では「夕焼け姫」のブランド化、産地化を目指して活動しており、今回、初めて講習会を開きました。一昨年に試験的に植え付け、令和5年に初出荷を迎える予定。
 講習会では知多農林水産事務所農業改良普及課の加藤周平主任が講師を務め、水はけをよくするためのうねの作り方、将来的にマルチ栽培を行うことを想定して列植えにすることなどを指導しました。
 同部会の荒谷芳興部会長は「今後部会員、面積を拡大してブランド化、産地化に取り組んでいきたい」と力を込めました。



  • 前へ
  • 次へ