新品種「愛知135号」の成熟を調査/品種適合性を検証

 JAあいち知多作物協議会は9月10日、早生系品種「愛知135号」の品種適合性の検証のため、成熟調査を常滑市のほ場で行いました。JA、愛知県、JAあいち経済連の関係者12人が収穫前の成熟期に稈長、穂長、穂数などを確認しました。
 JAあいち知多管内では「あいちのかおり」の作付けが増え、同時期に作期が集中。作期の分散のため、愛知県農業総合試験場で研究開発が進められていた早生系品種「135号」の導入に向け検証を行いました。
 栽培試験は半田市20アール、知多市20アール、常滑市50アールのほ場で実施。試験栽培にかかる費用は自己改革の一環として取り組むJAあいち知多農業チャレンジサポート事業を活用。新技術の実証、販路拡大等で、新たな取り組みへの実践を支援する「地域営農振興支援」を適用しました。
 県の担当者は「『愛知135号』は極早生の『コシヒカリ』と中生『あいちのかおり』の間に収穫でき、高温耐性がある」と特徴を話す。JAあいち知多の安島康洋作目別(米穀)マネージャーは「『愛知135号』を組み合わせることで、農家の作業分散につながれば」と期待を込める。



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