ぬくもりの会20周年記念大会/地域に安心感をもたらす

 JAあいち知多助け合い組織ぬくもりの会は2月17日、常滑市民文化会館で「20周年記念大会」を開きました。171人の会員が集まり、地域に安心感をもたらす存在であり続けられるよう、申し合わせを採択しました。
 同ぬくもりの会は2002年、各地域で活動していた助け合い組織を統合・再編し、「みんなが安心して暮らせる地域づくり」を目的として、ミニデイサービスを中心に福祉施設でのボランティア活動や高齢者世帯への声掛け訪問など、地域ごとに活動を展開しています。
 この日は、これまでの活動への功労に感謝の意を表し、2015年度から2020年度にぬくもりの会会長を務めた戸田幸子さん(東浦支部)、石黒節子さん(美浜支部)、長坂純代さん(東浦支部)にそれぞれ感謝状を贈りました。
 森岡文野会長は「これまで以上に地域に貢献できる組織へと成長していけるよう、活動を続けていきたい」とあいさつ。同JAの山本和孝組合長は「今後も皆さまが活動を通じ、仲間を増やしていくとともに、より一層実りのある活動を継続し、地域になくてはならない存在であり続けてほしい」と激励しました。
 記念大会後には、会員21人がスコップ三味線の演奏を披露しました。スコップ三味線とは、スコップを三味線のように持ち、へらで叩いてリズムを刻むもの。これまで何度も練習を重ねてきた、細川たかしの「浪花節だよ人生は」と都はるみの「好きなった人」の2曲に合わせて演奏しました。
 その後、記念公演として知多市出身の大正琴演奏家である小田桐大登さんによる大正琴のリサイタルを行いました。小田桐さんは、「じょんがら」や「あゝ上野駅」など全14曲を披露。最終曲の「故郷」では、同ぬくもりの会会員が演奏に合わせて手話を行い、会場が一体となって幕を閉じました。



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