ハウスナス共同選果始まる 出荷前に目ぞろえ会で規格を確認
ＪＡあいち知多東海茄子研究会は１０月１１日、ハウスナスの共同選果をスタートしました。出荷初日のこの日は６戸の生産農家が持ち込んだナス１３０ケース（１ケース５キロ）を担当者らが大きさや傷の有無などの基準により選別して名古屋へ出荷しました。７月上旬までに７１０００ケースの出荷を見込みます。
同研究会は東海市を中心にハウスナスを栽培する農家９人が所属。作付面積は２１８アールで品種は「千両」と「試交１７－２２」。「試交１７－２２」は品質向上と生産者の労力軽減を目的に昨年度から栽培を始めました。選別基準の統一や農家労働力の栽培管理への集中、端数など出荷ロスの解消を目的に、ばら受けによる共同選果を導入しています。
この日の出荷前には生産者や選果担当者ら３０人が参加して目ぞろえ会を開いて出荷規格を確認。同研究会の小野久光会長は「新品種にも２年目ということで慣れてきて品質は良い。この目ぞろえ会でしっかりと規格を確認して良質の出荷を心掛けてほしい」と話しました。市場関係者は「夏秋ナスから徐々にハウス物へ切り替わっている。規格をそろえて良いものをどんどん出荷してほしい」と呼び掛けました。
