児童が稲刈りを体験/生産組合が稲刈りを指導

 常滑市の西ノ口生産組合は10月14日、食農教育活動の一環として同市立鬼崎北小学校の児童に稲刈りを指導しました。同生産組合では毎年この時期、同校の4年生を対象にした総合の授業に協力しています。稲は、6月に児童が田植えを体験したモチ米「こはるもち」。田植えの後は生産組合が田んぼを管理し、今回の収穫を迎えました。
 この日は鬼崎北小学校の4年生2クラス43人が参加。クラスごとの2回に分かれて稲刈りを体験しました。
 はじめに、生産組合の山下富廣組合長が「みんなが植えてくれた苗がこんなに大きく育ちました。安全に気を付けて楽しく稲刈りしましょう」とあいさつ。児童はアドバイスを受けながら、しっかり実った稲を一株ずつ丁寧に刈り取りました。
 最初はぎこちなかった児童たちも徐々にこつを掴み、稲穂を得意げに掲げたり、お互いに教えあったりと楽しそうな様子を見せていました。稲刈りを終えた児童は「初めて稲刈りをしたけど、すごく楽しかった」「手伝うことでお米が好きになった」と笑顔で話しました。
 今後は12月に同小学校で餅つきを行い、児童らと共につきたての餅を味わう予定です。



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