トウガン目ぞろえ会/西知多とうがん部会

 JAあいち知多の西知多とうがん部会は6月30日、知多市内の西部総合営農センターで目ぞろえ会を開きました。部会員や市場関係者、JA担当者ら32人が出席しました。
 同部会では18人の部会員が約2・5ヘクタールで琉球トウガンを栽培。6月下旬から9月上旬までに収穫し、貯蔵しながら12月ごろまでに昨年より多い1万6千ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込んでいます。
 目ぞろえ会では着色や形状による等級の選別基準を確認。部会員らが持ち寄ったトウガンをサンプルに、出荷規格を確かめました。
 市場関係者は市場の情勢を報告し、「業務用としても需要が高まっている。着色も意識して、安定した出荷をしてほしい」と呼び掛けました。小島誠一部会長は「病害虫の防除を徹底して、品質の良いものを出荷していきたい」と話しました。
 同部会では、部会員の約半数が一般的な地ばい栽培だけでなく「棚作りトウガン」の栽培にも取り組んでいます。ブドウのように棚を作り、果実が垂れ下がるように栽培。収穫が容易で、果実全体に日光があたることで色が鮮やかに出るほか、地面に当たらず傷がつきにくいため秀品率が高くなるのがメリット。全面着色で、傷や日焼けが全くないものは特別規格として販売し、所得向上を図っています。



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