ナス

長く収穫するための、追肥や更新選定のコツがわかります。

ナスを育てよう


生育の適温は25~28℃で、日当たりの良い、有機質に富んだ場所を好みます。ナスの根は下層に深く張るので、元肥の堆肥、化成肥料は溝を深く掘って施すことが大切です。


①畑の準備

根が深く張るので、深く耕す。


②苗の準備

園芸店で元気の良い苗を買う。


二葉がついていて、下の方の葉から大きくなっている。茎が太く、葉の紫色も濃く、花が進んでいる。


節間が伸びすぎて葉色は淡い。茎は細く葉は上方へ立ち上がっている。


③植え付け

苗は、購入後日当たりの良いところに2~3日置いてから植え付ける。前日充分に水を与えて、根鉢が崩れるのを防ぐ。植え穴は大きめに掘るが、浅めに植えつける。



ポリポットから根鉢を崩さないように抜き取る。


④摘心・支柱立て

主枝と、一番花すぐ上とすぐ下のわき芽を伸ばして3本仕立てにする。わき芽かきをしたところに支柱を立て、誘引する。葉が茂りすぎたときは古い葉から摘み取って、全体的に日当たりを良くする。


⑤追肥

1番果の収穫時から始め、1回に配合肥料1にぎりを施す。2~3週間おきに畝の肩に追肥する。畝が乾燥すると生育や果実の生長が悪くなるので、たっぷりと水やりし、敷きわらを敷く。


⑥更新剪定

真夏に枝と根の一部を切り返すと、新しい枝が出て、秋ナスが収穫できる。 根を切った後は、乾燥防止のため敷きわらをする。


⑦収穫

早めに収穫して株の負担を軽くする。

花でわかる栄養診断

一般的に植物は栄養状態が悪くなると、葉の色が薄くなったり葉が小型になったりするので、肥料が不足しているのかどうか判断できますが、ナスは花で栄養状態を知ることができます。

【健全】 開花した先に4、5葉が開いている。 葯(雄しべ)よりも花柱(雌しべ)が長いのが健全


【不良】 茎の先の方で開花する。花柱が短くなる。 対策は若採りと追肥。


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