ポインセチア

植え替え時:4月中旬 
開花時  :11月~2月
花ことば :祝福する、私の心は燃えている

ポインセチアを咲かせよう


鮮やかな赤が映えるクリスマスの鉢花として有名なポインセチア。大きな花びらのようにみえるのは、花でも草でもなく、つぼみを包む苞(ほう)という部分です。中央の小さい黄色い部分が花です。

①鉢選び

茎が太く、苞葉がよく色づいているもので、株がしっかりしているものを選ぶ。葉に張りがあり、シミや傷のないものを探す。


②置き場所

寒さに弱いので、最低でも10℃は保つこと。それ以下になると、下葉が黄ばみ、落葉してしまう。霜が降りなくなった春ごろから秋までは、屋外で育てる。

15~20℃を保つ。
室内で、ガラス越しの日光がよく当たる場所に置く。
温風が直接当たらないように注意する。


③水やり

水分が不足すると葉がしおれてしまうので、土が乾いたらたっぷり水を与える。5号鉢ならコップに1杯(約200cc)を目安に2~3日に1回与える。置き場所や環境が変わったときは、1週間ぐらいは乾き具合に注意する。

葉が巻いてくるのは水不足。
水が多いと黄変して落ちる。


④植え替え(4月中旬ごろ)
⑤剪定(8月上旬)

残った苞葉を除いて古い鉢土を半分ぐらい落とし、水はけのよい培養土に暖効性化成肥料を混ぜたもので植え替える。

伸びすぎた枝を剪定する。株が大きく育ったものは、さらにひと回り大きな鉢に植え替える。




⑥挿し木(6月~7月に)

新芽を10cmの長さに切り、下葉を取り除いて鹿沼土やオアシス(吸水スポンジ)に挿し、半日陰に置く。発根したら、鉢上げ(通常、3週間で発根する)。



⑦短日処理(8月中旬ごろ)

新芽が3~4cm伸びたころ、夕方5時ごろから翌朝8時ごろまでダンボール箱などをかぶせ、連日、15時間ぐらい、真っ暗になるようにする。これを約1カ月続けるのが、短日処理。ただし、日中は十分に日光を当てて育てる。霜が降りる前に室内に入れ、暖かいところで育てる。

約1カ月続ける。
葉が色づいたら、日当たりのよい窓辺に移す。


⑧施肥

4月下旬~10月まで月1回を目安に暖効性化成肥料を置き肥する。11月中旬ごろから苞葉が色づいてきたら、肥料を施す必要はない。